暖かいオレンジ色が広がり始めてもう夜がすぐそこまで。
夕焼けと朝焼けが一番好きな時間だな。
子供の時はここから暗くなり始めて遊びに夢中になりもう顔が見えなくなる。
遊べなくなったら帰るのだった。
頭の中に白い色があって自分が見ている空間が合わせ鏡のねじれの狭間。
針でさすと今いるところは昨日でもあって明日でもある。
頭の中には合わせ鏡があり自分を見ている自分が永遠に続く。
でもその連鎖を又、外側にもっていくと体なんてないようで包まれているようでいて一ヶ所しかないようで全体に拡がっているようでいて、自分なぞどこにもいない。
静かに息をして目をあけると昔とそう変わらない夕方の暖かい空気がある。
いつから私は私になったのか。
私を私作るのは私が見ている全てで外側の全てで。
流れている川、川と川辺の境目に私が出来上がる。
時間の狭間に。
風船を内側から指で押しそこだけ膨らみ尖り、外へ抜け出す。
瞬間だけ。
でも緩ませるとすぐに日常の世界がそこにはあるけど意外とこれが日常でもない。
もう二度とであう事がない風景。
今、この瞬間から。
去年の地震の時、なにもかもが泡沫の如くと本当に身をもってしった。
目の前にある木々もなにもかも、理由があって目にとまる。
自分の体こそがそこの環境の一部でそのまま見つめているという現象のみで、
色がだんだんと鮮やかに綺麗になってきた。
やっぱり楽しいや。
さて、仕事の続きだ。
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