2012年5月10日木曜日

休みの日にハタイにきてしまった

雨がハタハタと降っていた。

階段を降りて突き当たりを右に曲がると駅に続く道。
建物しかない通りで自然の土が出ているのは玄関先とかの植え込みだけ。
半畳ほどの植え込みからは植物がもりもりとイエ~イといって生えている。

植物や虫もニコニコにして当然、散歩している犬も「おっと、数少ない地面のマーキング、ゆずれねぇぜ」ってなもんで沢山の犬が糞便をしていくのか建物の持ち主はかんかん。

いつも読むと不愉快になる書き込みなんですけど今日読むと「アレ????」と思うことが。

ーーー犬と飼い主に告ぐーーー

凄い!!

犬が字を読めるとおもってる。

僕はまさか犬が字を読めるなんて思わないから犬に書き込みで訴えるなんて思いもしなかった。

もしかしたらここの主は村上春樹的な動物が人間言葉しゃべる現実に生きているのかも。
と思ったら俄然、怒り心頭の書き込みもPOPに移るのでした。グッと興味が沸いてきました。もしかして凄いホンワカした世界観に生きているのかも。 僕も想像力が乏しい。犬も色々読めているかもしれなぞ。

もしかして犬とは言葉が通じるから犬は地面にこんな事を書き残していくのかもしれない。

「これはマーキングのアロマです。この匂いにウットリしないの? 身体の具合は大丈夫ですか?」

ちなみに写真は及川先生が送ってくれました。PCのDESKTOPに張り付けました。

ま、そのような場所を通りぬけてハタイクリニックに行くと受付の人がドアを開けても無言。

「なぜかな~?」と思い診察室に入ると及川先生が座ってました。

「あれ?」

「博生さん、今日、私じゃなかったっけ?」

というわけで僕、休みの日に目出度くもハタイクリニックに来てしまいました。

卓越したスケジュール管理。

しかしやることは結局あったので史歩ちゃん(及川先生)と河口湖パンチャカルマキャンプの打ち合わせをしました。

インドの時の話とかも交えながら結局、笑いながら時間は過ぎ去っていく。

ある時に古代の人間の意識の形態と現代の人間の意識の形態は同じじゃないはず。
(現代の意識の形態で2000年前の古典読んでも同じ理解にはならないよなぁ。)
そして統合失調症も病気じゃないって説があって太古の意識の形態の名残りって説があるよねという話に。

「いやぁね、インドに一ヶ所だけ国立のアーユルヴェーダの精神科の病院あるじゃん。」

「AVSがある所だよね」

「そこでさ、統合失調症の患者さんとかの治療勉強してさ、ケースとかとるじゃん。で、患者さんが『毎日、クリシュナが見える』とか言うのね。そしたらさ、ケースとっている後ろからD(ヨーロッパからきている同級生)が『クリシュナが見えるんだったらなんで悪いの、なんで?』と後ろから小声で言うんだよね」

ケースを取っているのに『クリシュナだめなの?』『クリシュナだめなの?』『ダメなの?』『ダメなの?』とD。
 
懐かしい顔がチラリと脳裏によぎる。
僕は学年が上だったから少ししかしらないけどそれでも「Dらしいな」と思ったりする。

インドの病院が懐かしくなる。それで胸がキューっとなる。

地元の患者さんがいるところ統合失調症とかいわゆる難病でも笑いもあったりかなりカジュアルなインドの病院。

頚椎症で腕が上がらない患者。
毎朝、腕の上がりを調べる。簡単な治療で上がるようになっていくもの。

及川先生の観察だとお正月が近づくと家に帰りたいから何時もより腕が高く上がったように見せようとする。

反対側の方を落として、姿勢を曲げて、腕が上がったように見せる(笑)。

それ、なおっているんじゃない。

身体曲げて上がったように見せているだけ。

そして休みが開けて又、患者は病院に帰ってくる。

「痛い、腕があがらない」と訴える(笑)

及川先生のインドの病院の話を聞いて益々、胸がキューっとなる。 

その後、よく喋る某K先生が人の話をまったく聞いていないという話に。

普通は人の話を聞いているときに「そうだよね、そう、そう」という相槌は話のリズム、区切りで入る。話し手がメロディーを奏でて聞き手がドラムのフィルインみたいな。ギターでアクセントつけるみたいな。

それが某K先生。話している間中、目はどこか別の所にあり、「うん」とか「そう」とかの相槌がまったくランダムで即興で話のメリハリとは関係ないところで「うん」と「そう」がでてくる。

「話はまっっっっっっったく聞いていないという事が分かったよ」

喋っている時も何時、息をしているのだろうかというグライに話しつづける。

昔のゲームを思い出す。
コナミのフロッガーだ。蛙は道路の車を避けて川の流木を避けて反対側のハエを捕まえる。
タイミングをみて上へ上へ上へ上へ。
 


某K先生と話す時はタイミングをみて一気に反対側の目的地までいかなかいけない。
遮る車が川に流れる流木がK先生の発言。タイミングを逃すとK先生の心にはなにも入っていかない。タイミングが大事だ。ハエを捕まえるのだ。

タイミングを見計らってすすめすすめ、発言しなきゃ。

休みの日にハタイにいってしまったが打ち合わせもできたし。

幸せな日でした。

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