2012年7月22日日曜日

DEEP大阪

蛍光灯と古い灰色のエスカレーター。エスカレーターで立つのは右側。
生ぬるい風外の風が入りはじめると始めての大阪はすごくDEEPでした。

場所は新世界。
歩いてすぐの所にアイリン地区。
日雇いの人達、炊き出しの場所。

昭和臭いビルの並びに蛍光灯の落ちた商店街。

宿に付くと鍵が閉まっていた。


名前は新生サチ。ホームページでは別の名前で全然違う和風のゲストハウス。

現在改装中の新生サチは乱暴なまでにインドの安宿的。

芸術的なやりかけ感が最高。

改装中とは聞いていたがこれまでとは。

ちゃんと言ってほしかった。写真と全然ちがうと・・・・・

お金は既に払ってあった。

宿のお姉さんに電話を再度かけると自転車にのってきた。

「中から開くかもしれないから・・・・・」
との事で壁を登って窓から宿に侵入だ。

大阪で始めて入った建物は窓から侵入。

ロックされた自動ドアを内側から開けようとすると見事に開かなかった。

「4階にマイルスという人が泊まっているから彼なら鍵もってはる」

4階まで言って部屋を叩くと音は返ってこなかった。

廊下の窓から顔をだしてお姉さんに「いませんよ」と伝える。

一回に戻り再度、窓から出る。

部屋はその昔、日雇いの人達がとまる所だったのか3帖間。



(↑こういう感じの部屋)

人が一人寝たら結構きつくて暑そうだ。

申し訳なさそうにお姉さん。

「あの、僕、別の宿取ろうとおもうのですけど、今からキャンセルできませんか?」

「本来ならキャンセルできないんですよ」

(この状況はイレギュラーで本来という分類にいれてはいけない)と思いながら、
「僕、玄関しまっているのでキャンセルしてお金返して欲しいです」

「わかりました、すみません」

という事で当日、キャンセル。

さて、宿を探すか。

歩いていると「覚醒剤を撲滅しよう」みたいな看板。

電気も暗く商店街をぬけるとオジサンが口紅をしてスカートをはいていた。

女装オジサンは僕の横でおもむろにスカートを脱ぎショーツをはきだす。

大阪すげぇぇぇぇぇ!!

インドに旅行に来ているみたい。

どっかのDEEPなアジアみたい!!

僕はこういう訳の分からない世界が好きだ!!

降り立った駅名も「動物園前」

別の宿を取ろうと入った所は見事なパンチパーマがクルンックルンのオジサンの宿、ホテル中央。夜はアイリン地区の方には行かない方が宜しいとの事。線路を渡って行っちゃあかん。この辺、新世界にいるとええ。

最高ざます!!

ここは西原理恵子の世界とインドの安宿街のような世界。

大阪は幸先が良い。

しかし宿の鍵が閉まっていたから遅くなった。

お休みなさいまし・・・・・・

楽しかったぁ!!!

こういう旅気分が本当に大好き!!

明日は講義。


1 件のコメント:

  1. DEEP大阪の話がとても興味深く、面白かったです。 片方の靴下、絶対家の中にあるはずなのにって思いますよね。「おおかみ子供の・・・」見ました。とても素敵な映画でした。とっても・・・でした。

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