2012年4月29日日曜日

病気の娘を救いたい:娘の遺伝コードをハックする一つの父親の挑戦

なにか怖くなる。

遺伝子をいじくりまわす事に恐ろしさを感じる。

宮崎駿ちゃんの描いたナウシカもそのような話だった。

でもそれをいったら野菜の品種改良も思いっきり遺伝子に影響している。
原種の野菜はあくがつよい。虫に対して耐性をつける為にあくがつよい。虫に不味いものは人間にも不味い。不味いものは大抵、身体に悪い。だから自然のものがいいといっても野菜の原種は取りすぎると成分上身体に負担がかかりすぎる。 それじゃぁ、だめ・・・・・ということで先人達は品種を改良しました。
ソメイヨシノのなんて皆、クローンじゃないか。
太古の遺伝子工学だ。

遺伝子の話。アーユルヴェーダ的に考えたらどうなるだろう。

五感で感じるものはすべて遺伝子に影響する。ヴァータという身体の運動の要素がある。これは神経系の働きに関与する要素だ。心的変化、肉体の運動は全てこのヴァータという働きが関与する。五感で感じて心が動く、人の言葉に、世界の風景に感動する。こうするとヴァータが動く。 東京にゴミが少ないのは綺麗にしてくれる人がいるからで。心や身体が動くのはヴァータという働きがあるからだ。苦しい例えだ。

ヴァータが正常な時は心身の働き、代謝も正常になる。乱れると様々な病気の原因になる。
ビージャ・ドーシャという遺伝子に欠損がでている状態と同義のものがある。これも元をたどればヴァータがいけない。ヴァータの乱れは巡り巡って私たちの遺伝子を影響する。

ではどのような事にこのヴァータは影響を受けるのか?
ヴァータは五感で感じるもの、食べ方、生活のしかた、考え方、感じ方、身体の動かしかた、しゃべり方に関与している。じゃぁ、全部だ。人間のやること全部じゃないか。

その日々の行動のしかたが私たちの遺伝子に影響している。

我々がやっていることで遺伝子やその処理のシステムに影響していないことはあるのかな?

食べ方を変えればなんかしら影響する。
ストレスを感じすぎてもなんかしら影響する。
運動をすればなんかしら影響する。

人に話しかけたあの言葉や今日の天気、テレビのニュースに昨日聴いた音楽、巡り巡って全部いずれは影響する。

じゃあ、遺伝子をいじくりまわしているのとあまり変わらないじゃないかといったらJに違うよと突っ込まれた。

世界はゆらりゆらりと動的だから、変化していない状態の遺伝子やその処理体系がない。
人間が何か意図的に行動したら遺伝子と遺伝子の処理体系に影響する。今日の状態と明日の状態はもう違う。

昨日は雨上がりの中、羽蟻が沢山、新しい巣をつくる為に飛び出してきた。クリニックの中にも飛び込んできた。辿り着けないものたちが多いから羽蟻は沢山、数打てば当たる作戦だ。あまり人間生活にはこの虫の生死のドラマは関係がないようだ。本当にすくない確率で次のコロニーを作る事に成功するのだろうな。 私たちの目の付け所はお金の話ばかりだからこういうドラマには目がいかない。 虫が多いとピースカ声が聞こえてきた。 

自然は何時も何時も仕事をしている。私たちが無神経すぎるから見えていない。でもいつの間にか掃除してくれる街の掃除の人たちみたく裏で働いている。 違う、私たちの意識の活動が裏だ。 自然の活動の方が主人公だ。 その大きな自然の活動の中で確実に大きな変化がある。 世界の生態系も同じだ。 そこでは遺伝子の処理系統も変化し続けている。 遺伝子のプロセスだって私たちが気づかないだけで動的だ。 昨日でた多くの虫の死骸が多くの生命の腹を肥やす。それがまた生態系の活動に影響する。 

子供に話しかけたやさしい言葉も子供の遺伝子のプロセスに影響を及ぼす。
嫌な言葉も同じだ。

ストレス状態を与えつづける事は遺伝子のプロセスにストレスを与えつづけていずれミューテーションを起こしちゃうかも。

私たちの行動は遺伝子とその処理系統に影響がある。では遺伝子に直で働きかけるも間接的に言動で働きかけるもなんとなく違いがボヤけてしまうのは僕の頭がそういう働きだからかな?

だから、僕は遺伝子いじくるといっても意図なんだと思う。
ナイフの使い道も意図。
ダイナマイトの使い道も意図。
火の使い道も意図。
知識の使い道も意図。

遺伝子いじくり回すのも意図だと思う。 

それでこの話↓↓↓

病気の娘を救いたい:娘の遺伝コードをハックする一つの父親の挑戦

WIRED MAGAZINE: 17.02By Brendan I. Koernerより


私の懐中電灯を見たい?」 おかっぱ頭で内気な笑顔の五才のベアトリーチェ・リーンホフが家の玄関に来た。 彼女は床に寝そべると懐中電灯の蓋を外して熱心に中を見せようとする。 彼女のヘーゼル色の目は好奇心に輝く。  

ベアトリーチェは、他の健康な子供と全く同じに見える。
抱っこしてと父親の腕に飛び込むまでは。


そうするとショーツが上がり彼女の足を少し露出した。彼女の父親はその足を"小さな鳥の脚"と呼ぶのは目に見える全ての筋肉がないからだ。
  
筋肉の無い小枝のような骨だけ




ベアトリスが不自由なく動き回ることが驚きだ。


彼女は、まれな遺伝性疾患を持って生まれた。

家族は、彼女が歩くことはないかもしれないと心配した。スキップや走ったりなんてもってのほか。フィジカルセラピーのおかげで何とか歩けるようにはなった。しかし、今もベアトリーチェは、階段を登るのに苦労する。彼女の筋肉は驚くほど弱いまま。

そして、最悪な事に致命的な結果が伴う心臓の大動脈拡張の可能性がさらなる心配としてある。


この先、ベアトリーチェがどうなっていくのか誰にも分からない。
だれも彼女に何がおこっているのか分からない。
父親のヒューは、何らかの手立てを期待して国内の最高の専門家達を訪れた。医師や専門家達は少女の奇妙な症状に困惑した。 どの医師も彼女をどう診断していいのか分からずじまい。 病気の症状の先行き同様に彼女の病気そのものが不確かだった。


このような不確実な病の問題に直面している多くの家族は、しばしば苦痛で麻痺していく

しかし、ヒュー リーンホフは打ちひしがれるだけでは無かった。

彼は驚くべき決断をした



(続く)


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